5. 【高齢者の生活意識調査】半数以上が「生活が苦しい」と回答、シニア世帯のリアルな声
厚生労働省の「2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況」から、高齢者世帯(※)の生活意識に関する調査結果を見ていきましょう。
※高齢者世帯:65歳以上の者のみで構成するか、又はこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯
5.1 高齢者世帯の生活意識
- 大変苦しい:25.5%
- やや苦しい:30.5%
- 普通:39.8%
- ややゆとりがある:3.5%
- 大変ゆとりがある:0.7%
この調査結果からは、シニア世帯の暮らし向きが、経済状況によって大きく3つの層に分かれていることがうかがえます。
まず、半数を超える56.0%が「大変苦しい」または「やや苦しい」と回答しており、日々の生活に経済的な厳しさを感じていることが分かります。
その一方で、「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」と答えた世帯は、合計してもわずか4.2%。経済的な余裕を実感できているシニア世帯は、ごく少数派のようです。
そして、これら両者の中間に位置するのが、39.8%を占める「普通」と回答した層です。この割合は「苦しい」と感じる層には及ばないものの、「ゆとりがある」層を大きく上回りました。
経済的に豊かなわけではないものの、堅実に日々の生活を送るシニア世帯が、厚い中間層を形成している様子がうかがえます。
