5. おひとりさまの相続、「人生のしめくくり」納得のいくものにするために
今回は「おひとりさまの相続」について自分の財産の行方などをフローチャート式で解説しました。
何の準備もなければ一生懸命に築いた財産は、複雑な手続きを経て最終的に国庫へ帰属してしまうこともあります。「身寄りがない」と諦める前に、まずは戸籍をさかのぼって真実を知り、大切な人や団体へ想いを繋ぐ「遺言書」という選択肢を検討してみるのもよいでしょう。
おひとりさまの遺言は、法務局の保管制度を活用して安全に守りつつ、信頼できる「遺言執行者」を指定しておくことで、あなたの死後も確実に実行されます。2026年の新しい幕開けに、まずは自分の財産目録を作ってみるなど、後悔のない「納得の終活」へ向けて軽やかな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 財務省理財局「相続土地国庫帰属制度等に係る現状と課題」
- 法務省「自筆証書遺言書保管制度・03遺言書の様式等についての注意事項」
- e-Gov法令検索「民法 第5編 相続/第6章 相続人の不存在(951条~959条)(相続財産清算人、特別縁故者、国庫帰属まで規定)」
- 政府広報オンライン「知っておきたい相続の基本。大切な財産をスムーズに引き継ぐには?【基礎編】」
- 最高裁判所「相続財産清算人の選任」
- 最高裁判所「相続財産清算人の選任の申立書」
- 最高裁判所「記入例(相続財産清算人選任申立書)」
- 最高裁判所「特別縁故者に対する相続財産分与」
- 最高裁判所「特別縁故者に対する相続財産分与の申立書」
- 最高裁判所「記入例(特別縁故者に対する相続財産の分与)」
村岸 理美