5. 知っておくべき年金の「額面」と「手取り」の差
前章で触れたとおり、年金は表示されている金額がそのまま受け取れるわけではありません。
現役時の給与と同様に、年金からも「税金」や「社会保険料」が差し引かれるため、実際に手元に残る金額は額面より少なくなります。
参考として、総務省が公表した「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」による、65歳以上の単身無職世帯の家計収支を見てみましょう。
【65歳以上 単身無職世帯の家計収支】
- 実収入:13万4116円
- 可処分所得(手取り収入):12万1469円
- 消費支出:14万9286円
- 非消費支出:1万2647円
年金などによる実収入が13万4116円ある一方で、税金や社会保険料として1万2647円が差し引かれ、実際に受け取れる金額は12万1469円となっています。
差し引かれる金額は、居住地域や収入額、世帯構成などによって異なりますが、目安としては収入の約10%〜15%が控除される点は理解しておくとよいでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて主にリテール営業に従事し、延べ1万名以上の個人のお金の相談に携わった。とくに銀行では国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売に携わり、全国表彰歴あり。金融機関勤務後は経験を活かし、株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。
現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修をおこなっている。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2026年7月29日更新)