4. 長期的な視点で純金積立を
ここまで、「純金積立の基本的な仕組み」やリスク、そして2025年末までのデータに基づいた《運用シミュレーションの結果》について解説しました。
「辰巳天井(たつみてんじょう)」という相場の格言をご存じでしょうか。
これは、十二支の辰年から巳年にかけて株価が天井を付けるほど上昇しやすい、という過去の経験則から生まれた言葉です。
実際に、2024年(辰年)から2025年(巳年)にかけての市場は、株式だけでなく金価格も歴史的な高値を更新し、まさにこの格言通りの展開となりました。
2026年は「午(うま)年」にあたり、格言では「午尻下がり(うましりさがり)」と呼ばれ、勢いが落ち着き価格が下落傾向に転じやすい年とされています。
こうした格言を聞くと、「これからは価格が下がってしまうのでは」と不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、この記事で解説したように、純金積立は「ドルコスト平均法」の仕組みを活用しています。
相場が格言通りに動いても、あるいは予想外の動きを見せても、毎月定額で買い続けることで、価格が高いときには買い過ぎを抑え、価格が下がったときには割安で多くの量を購入できます。
日々の価格変動や相場の格言に一喜一憂するのではなく、家計やライフスタイルに合った方法で、長期的な視点で資産形成を続けていくことが大切です。
※当記事は再編集記事です。
参考資料
執筆者
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