2. 【純金積立のシミュレーション】月1万円を10年間積み立てた場合(2016年〜2025年)
仮に純金積立を行っていた場合、資産がどの程度増えていたのかを、過去10年間の金価格推移を、以下の前提条件をもとに試算してみます。
【前提条件】
- 積立期間: 10年間(2016年1月〜2025年12月)
- 積立方法: 毎月最初の営業日の価格で1万円分を購入(ドルコスト平均法)
- 積立回数: 120回
- 買付手数料: 1.65%(税込)を差し引いた9835円分を毎月購入に充当
- 売却価格: 2万3051円/g(2025年12月31日の最終データより)
2.1 総投資額(元本)・手数料総額・購入に充てた純額を見る
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総投資額(元本)・手数料総額・購入に充てた純額
総投資額(元本): 1万円 × 120カ月 = 120万円手数料総額: 165円(1万円×1.65%) × 120カ月 = 1万9800円
購入に充てた純額: 120万円 - 1万9800円 = 118万200円
2.2 シミュレーション結果を見る
この期間は、金価格が1gあたり4000円台だった2016年から、2025年末には2万3000円を超える水準まで上昇するという、歴史的な値上がりを記録しました。
毎月一定額を継続して購入する「ドルコスト平均法」を前提に、各月の月初価格で買い付けた場合の結果が以下です。
- 購入できた金の総量: 約149.23g(平均購入単価:約7908円/g)
- 評価総額(2025年末): 149.23g × 2万3051円/g = 約343万9890円
- 運用益(評価益): 343万9890円 - 120万円 = 約223万9890円
2.3 評価益は元本に対して約186%増となる
シミュレーションでは、毎月1万円を積み立てた場合(元本120万円)、評価益は約220万円を超える結果となり、元本に対して約186%、およそ2.8倍まで増加しました。
この10年間は、世界的な情勢変化やインフレの影響を背景に金価格が大きく上昇した時期であり、その流れが高い運用成果につながったといえます。
もっとも、今後も金価格が継続的に上昇するとは限りません。
それでも純金積立には、価格が下落した局面では購入量が自動的に増えるという特性があります。
そのため、一度にまとめて投資する方法と比べて高値で掴んでしまうリスクを抑えやすく、長期的に安定した資産形成を目指しやすい点が大きな魅力です。

