4. 無理のないペースで続ける「新NISA活用法」
新NISAの最大のメリットは、「自分の暮らしに合わせて制度を使いこなせる」点にあります。大切なのは、無理なく長く、自分のペースで続けていく視点です。具体的な使い分けのイメージをいくつかご紹介します。
4.1 「定額積立」でリズムを作る(ベース)
「つみたて投資枠」を利用して、毎月1万円や2万円など、家計に響きにくい一定額を自動で積み立てる方法です。
一度設定すれば手間がかからず、価格の変動を気にしすぎることなく資産の土台を作っていくことができます。
4.2 「余剰資金」で柔軟に上乗せ(プラスアルファ)
ボーナスが出た月や、節約で家計に余裕が生まれた時は、「成長投資枠」を使って追加で購入したり、その月だけ積立額を増やしたりできます。収入の増減に合わせて、自分の判断で調整できる自由さがあります。
5. まとめにかえて
NISAの「利益に税金がかからない」というメリットは非常に魅力的ですが、あくまで投資である以上、元本割れのリスクがゼロになるわけではありません。
だからこそ、非課税という言葉だけに捉われず、まずは「生活に必要なお金」をしっかりと確保した上で、余剰資金で向き合うという優先順位を大切にしていきましょう。
家計の見直しがしやすい年始の今、一度立ち止まって「これからのお金」について考えてみませんか。
日々の生活コストが上がり、将来に向けた備えの重要性が増している今だからこそ、背伸びをせず、自分にとって「ちょうどいい」と感じられる進め方を検討してみてください。
参考資料
執筆者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
ニ種外務員資格(証券外務員二種)保有。早稲田大学第一文学部卒。学参系編集プロダクションなどで校正・校閲・執筆を経験。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。現在はLIMO編集部において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集に携わる。総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。紙媒体での経験を生かし「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年1月6日更新)
監修者
マネー編集部NISA班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験がある編集者が中心となり、金融庁や一般社団法人投資信託協会など官公庁等の公開情報等をもとにわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部NISA班貯蓄班に所属する編集者は野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵などの資産運用アドバイザー経験者等で構成されており、トップセールスで多数の表彰歴を持つ編集者など、表彰歴多数の編集者も複数在籍。株式や投資信託などを用いた豊富な資産運用、資産形成、老後資金のアドバイスなどの経験と知識を保有し、読者に正確な記事を届けています。
一種外務員資格(証券外務員一種)、CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月9日)