3. 60歳~79歳いまどきシニアの「厚生年金平均月額」1歳刻みでチェック
データを確認すると、60歳代・70歳代ともに、標準的な二人以上世帯では毎月の家計収支が赤字になっていることが分かりました。
この不足分を補う手段として重要になるのが、これまでに蓄えてきた貯蓄と、老後の主な収入源である年金です。
ここからは、60歳代・70歳代における平均的な貯蓄額と、厚生年金の受給水準を見ていきます。
3.1 60歳代の場合
J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」によると、60歳代の二人以上世帯の平均貯蓄額は2683万円でした。一方で中央値は1400万円となっています。
※貯蓄額には、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。
貯蓄額の分布についても見ておきましょう。
- 金融資産非保有:12.8%
- 100万円未満:4.7%
- 100~200万円未満:3.9%
- 200~300万円未満:3.0%
- 300~400万円未満:2.8%
- 400~500万円未満:1.8%
- 500~700万円未満:6.2%
- 700~1000万円未満:6.3%
- 1000~1500万円未満:8.9%
- 1500~2000万円未満:8.0%
- 2000~3000万円未満:12.4%
- 3000万円以上:27.2%
- 無回答:2.0%
金融資産非保有の世帯が1割を超えていることがわかります。
また、60歳代の厚生年金の平均年金月額は以下のとおりです。
- 60歳:9万9664円
- 61歳:10万4455円
- 62歳:10万9323円
- 63歳:6万8758円
- 64歳:8万3901円
- 65歳:14万9862円
- 66歳:15万2378円
- 67歳:15万2356円
- 68歳:15万2709円
- 69歳:15万1284円
60〜64歳では、繰上げ受給中の人や特別支給の老齢厚生年金を受給している人が含まれるため、受給額にはばらつきがあります。
一方、原則的な受給開始年齢である65歳以降では、平均的な年金月額は14万円台~15万円台で推移しています。

