6. 完璧な計画より「定期的な見直し」を。「人生100年時代」を乗り切るために

統計データから見えてきたのは、シニア世帯の多くが毎月数万円の赤字を貯蓄で補っている現実です。月7万円前後の食費も、昨今の物価高でさらなる負担増が懸念されます。

特に注意したいのは、貯蓄の「平均値」と「実態」の差です。貯蓄ゼロ世帯が1割以上いる一方で、高額保有層が平均値を押し上げているため、平均額だけで安心することはできません。

老後資金の計画に「完成」はありません。

制度改正やインフレ、健康状態など、前提条件は常に変わります。シミュレーターで現状を可視化しつつ、その時々の状況に合わせて柔軟に家計を軌道修正していく姿勢が、「人生100年時代」を乗り切るカギとなるでしょう。

参考資料

マネー編集部貯蓄班