5. 平均から考える「自分の家計」老後の生活を豊かにするためのポイント
実際には家計は家庭ごとに異なります。まずは月の支出を、固定費と変動費に分けて管理しましょう。固定費は住居、光熱、通信、保険、サブスクなどが該当します。この中では高額な保険契約を見直したり、不要なサブスクを解除したりすることが支出を削減する第一歩となるでしょう。
次に、変動費ですが、これは主に外食、趣味、旅行、交際等の支出になります。月の外食の回数を減らしたり、無駄な交際を削除したり、また老後はお金のかからない趣味をするなどで支出を削減することができるでしょう。
さらに老後までまだ時間的余裕がある人向けですが、NISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)などで65歳までに少しでも貯蓄を増やすのも一つです。リスクはありますが、効率よく資産を増やせる可能性もあります。
また、65歳以上もお勤めの会社の嘱託社員として働いたり、もしくは趣味や特技を活かして副業をしたりすることにより、65歳以上も一定程度収入を確保することで家計を楽にするという選択肢も検討の余地はあるでしょう。
6. まとめにかえて
本記事で65歳以上の無職夫婦世帯「貯蓄・年金月額・生活費」の平均値を確認すると共に、老後の生活を豊かにするためのポイントを紹介しました。
平均はあくまでも平均値。ご自身の固有の状況に照らし合わせて、65歳以上の収入や支出、および貯蓄額をシミュレーション(すでに到達している人は現実の数字を把握)して、豊かな老後生活に向けて、必要に応じて早めに対策しましょう。
最後に2026年は午年です。うまく乗りこなして、貯蓄アップの一年にしていきましょう。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果-(二人以上の世帯)」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)2024年(令和6年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
宮野 茉莉子