2. 年金月額の目安は?収入の中心は「社会保障給付」

夫婦高齢者無職世帯の実収入は月25万2818円です。このうち、収入の中心となる「他の経常収入」は月23万1993円で、その中でも社会保障給付は月22万5182円とされています。

ここでいう「社会保障給付」には、年金を中心に各種給付が含まれます。つまり平均的には、年金などが家計の中心になっていることが読み取れます。

税金・社会保険料などを差し引いた後に、自由に使えるお金に近い概念が「可処分所得」ですが、夫婦高齢者無職世帯の可処分所得は月22万2462円です。

3. 月の生活費と年金の差は?「月3万4058円の不足」が平均

家計調査の結果では、夫婦高齢者無職世帯の黒字(可処分所得−消費支出)はマイナス3万4058円、平均消費性向は115.3%と示されています。

平均消費性向とは、可処分所得(税・社会保険料などを差し引いた後の手取りに近い所得)に対して、消費支出がどれくらいの割合かを示す指標です。計算式は 「消費支出 ÷ 可処分所得 × 100」 で、100%を超える場合は、所得だけでは賄いきれず、貯蓄の取り崩しなどで補っている状態です。

ただし、実際の家計は以下などで大きく変わるでしょう。

  • 住居(持ち家か賃貸か、住宅ローン残の有無)
  • 医療費・介護費(年齢上昇とともにブレが大きい)
  • 車の維持費
  • 帰省や旅行
  • 子や孫への支援
  • 地域による違い(物価、移動手段の違い)