3. 【障害年金】支給要件と「障害等級」とは?
障害年金は病気やけがにより、日常生活や仕事に大きな支障が生じた場合に、生活を支える目的で支給される公的年金制度です。老齢年金だけでなく、現役世代の「もしも」に備える制度として、重要な役割を担っています。
対象となる「障がいの状態」には肢体不自由や視覚・聴覚障害だけでなく、がんや糖尿病などの内部疾患、統合失調症などの精神疾患も含まれます。なお、障害者手帳の有無は受給要件ではありません。
受給の可否は、障がいの原因となった病気やけがで初めて医師の診察を受けた日(初診日)に、一定の保険料納付要件を満たしているかどうかがポイントとなります。
3.1 障害等級の考え方
支給の判断は、日常生活や労働にどの程度の制限があるかという観点から、障害等級表(1級〜3級)をもとに行われます。
この制度は、障がいによって生活に制約が生じた方が、安心して暮らしを続けられるよう、経済的な側面から支援することを目的としています。このため、制度の内容を正しく知り、早めに確認や相談を行うことが、将来の安心につながります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)