5. まとめ:金利上昇期の資産運用を考える

2024年3月にマイナス金利政策が解除されてから、日本の金利は上昇傾向にあります。

住宅ローンや自動車ローンといった借り入れの金利上昇を心配する声がある一方で、本記事で解説した個人向け国債のように、預ける側にとっては受取利息が増えるという恩恵もあります。

今後の金利上昇を見込むなら、短期の固定金利を選ぶべきか、あるいは金利が高めに設定されている変動金利を選ぶべきか、迷う場面も出てくるでしょう。

金利が上昇局面にあることは確かですが、将来の動向を正確に予測することは困難です。

固定金利か変動金利か、個人向け国債か定期預金か、または他の金融商品を選ぶのか、ご自身の資産状況やリスク許容度に合わせて、幅広く比較検討してみてはいかがでしょうか。

※再編集記事です。

参考資料

和田 直子