12月15日(月)は、今年最後の公的年金支給日でした。
この日「年金生活者支援給付金」の対象となる方には、2カ月分(10月分・11月分)が年金に上乗せして支給されています。
一方で、これまで給付金を受け取っていた方の中には、この12月から支給が停止されたり、金額が変更になったりするケースもあります。
該当する方には、12月5日(金)に日本年金機構から「年金生活者支援給付金 不該当通知書」または「年金生活者支援給付金 支給金額変更通知書」が送付されています。
この記事では、年金生活者支援給付金制度について、支給対象となる方や給付基準額、請求手続きの方法などをわかりやすく解説します。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
1. 【年金生活者支援給付金】制度の概要と目的
公的年金だけでは所得が低い世帯を支えるための制度です。その仕組みや目的について解説します。
「年金生活者支援給付金」は、公的年金などの収入を含めても所得が低い方を対象とした給付金制度です。2ヶ月に1度の年金支給日に、年金に上乗せされる形で支給されます。
近年実施されている「住民税非課税世帯への給付金」のような一時的な支援とは異なり、支給要件を満たす限り継続して受け取れる恒久的な制度であることが特徴です。
年金生活者支援給付金には、以下の3つの種類が設けられています。
1.1 給付金の種類は3つ
- 老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
それぞれの支給対象者について、次で詳しく見ていきましょう。
