【住民税非課税世帯】が受けられる「優遇措置」5つ《年金収入・給与収入》いくらで住民税が非課税になる？ボーダーラインを見てみる 【現金給付】所得制限なしで0歳～高校3年生まで「子ども1人あたり2万円の給付」が決定

3. 住民税が非課税になる3つの条件

住民税が非課税となるのは、次のいずれかの条件に当てはまる場合です。

1. 生活保護法による生活扶助を受けている
2. 障害者、未成年者、寡婦またはひとり親で、前年の合計所得金額が135万円以下である
3. 前年の合計所得金額が、各市区町村が定める基準額を下回る

1と2の条件は全国共通ですが、3の所得に関する基準は自治体ごとに設定が異なります。

4. 【神戸市の例】住民税非課税世帯に該当する所得要件

ここでは、兵庫県神戸市の例を参考に、住民税非課税となる所得基準について見ていきましょう。

神戸市では、所得割・均等割ともに非課税となる合計所得金額の上限を、以下の計算式で定めています。

35万円×（本人+同一生計配偶者（※）+扶養親族数）+10万円+21万円

ただし、21万円の加算は、同一生計配偶者または扶養親族がいる場合に限ります。

※同一生計配偶者とは、納税義務者と生計を共にする配偶者のうち、前年の合計所得金額が48万円以下の人を指します。