3. 年金にまつわる疑問②:「年金制度はいずれ破綻する」は本当か?
日本の公的年金制度には、「マクロ経済スライド」という仕組みが導入されています。これは、社会情勢の変化、例えば人口構造や平均寿命の延びなどに合わせて年金の給付水準を自動的に調整するもので、制度が長期的に維持できるよう財政の安定性を確保する役割を担っています。
さらに、年金財政は賃金の上昇や働く人の数の増加といった経済の成長とも深く関わっています。そのため、年金制度について考える際は「破綻するかもしれない」という視点だけでなく、「どのような仕組みで維持されているのか」を正しく理解することが重要です。
著者
ファイナンシャルアドバイザー/一種外務員資格(証券外務員一種)
一種外務員資格(証券外務員一種)、3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)を保有。日本大学国際関係学部卒業後、東洋証券株式会社に入社。国内外株式、債券、投資信託、保険商品の販売を通じ、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。特に中国株式、投資信託の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。現在は個人向けに資産運用のサポート業務を行う。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月12日更新)