2. 「40歳代の単身・2人以上世帯」貯蓄額に差はある?平均はどちらが多い?
では、ここで40歳代の貯蓄状況についてJ-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」を見てみましょう。
金融資産を保有していない世帯を含む単身世帯と2人以上世帯でどのような違いがあるのでしょうか。
※貯蓄額には、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。
【40歳代】二人以上世帯:金融資産保有額階層ごとの世帯割合

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」をもとにLIMO編集部作成
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
40歳代の金融資産平均保有額は単身世帯で883万円、2人以上世帯で944万円となっています。
ただし、中には「まったく金融資産がない」と答えた世帯も一定数見られ、単身世帯では33.3%、2人以上世帯では25.7%にのぼります。つまり、40歳代では3〜4世帯に1世帯がまったく貯蓄がない状況です。
このように、お金を貯められる人とそうでない人にはどのような違いがあるのでしょうか。もちろん収入による差も大きな要因です。
