年収1000万円でも貯金ゼロ世帯がこんなにいる!衝撃の実態と背景

税金などを考慮した手取給与額と生活関連支出から考える

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先ほどの手取給与額の55万円から25万円を差し引くと、残り30万円となります。

また、生活費については、総務省の「家計調査(家計収支編)」の二人以上の世帯のうち勤労世帯の支出について参考にしてみます(2019年2月のデータ)。

  • 食料:7万1167円
  • 光熱・水道:2万9017円
  • 家具・家事用品:9685円
  • 被覆及び履物:1万678円
  • 保険医療:1万2096円
  • 交通・通信:5万4831円
  • 教育:1万6038円
  • 教養娯楽:2万7565円
  • その他消費支出:5万5764円

※その他消費支出には、諸雑費(理美容サービス、たばこ等)、こづかい、交際費、仕送り金などが含まれます。

こうした生活費に関係する支出を合計すると28万6841円となります。

先ほどマンションの賃料を支払ったのちに、30万円しか手残りがないと示しましたが、ここで見た生活費を差し引くと、なんと1万3159円しか残りがないことになります。

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執筆者

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。Twitter:SatooshiX