比率にして言うと全体のわずか4.5%に過ぎません。

4.5%という数字をつかみにくいかもしれませんが、小学校の1クラスを35名だとすると、将来そのクラスで年収が1000万円を超えるのが1から2名程度ということになります。こう考えると、「年収1000万円を手にするのは難しい」ということが感じ取れるのではないでしょうか。

年収1000万円の手取給与額はいくらか

一口に年収1000万円といっても、勤務形態や年齢(介護保険料)、住む場所(住民税)によって多少は異なってきます。

ここでは、企業に勤めるビジネスパーソンが月給75万円(75万円×12か月=900万円)、ボーナスが100万円のケースを考えてみましょう。

額面が毎月75万円であっても、健康保険及び厚生年金保険に関する保険料などが給与から差し引かれます。これらの保険料は人それぞれですが、ざっくり10万円程度差し引かれます。いわゆる毎月の65万円が課税対象額となります。

次に、この課税対象額の中から、住民税と所得税が差し引かれます。住んでいる場所にもよりますが、住民税と所得税の合計で約10万円が差し引かれます。