年金だけじゃない！60歳・65歳以上向け「申請しないともらえない」給付金・手当まとめ《老齢年金＋働くシニア》が受け取れるお金を整理年末に見直そう！働くシニアも対象の「申請でもらえるお金」一覧

2. 働くシニアが対象！雇用保険から受け取れる3つの給付金

働き続けたいと考えるシニアの方々を支援する「雇用保険関連」の給付金を3つ、ご紹介します。

再就職手当は、早期の再就職を促す目的で設けられた手当です。失業してから再就職、あるいは事業を始めるまでの期間が短いほど、より多くの手当を受け取れる仕組みになっています。

対象者：雇用保険の受給資格者で、基本手当の受給資格がある方
支給要件：対象者が雇用保険の被保険者となるか、または事業主となって被保険者を雇用する場合で、基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上あり、その他の一定の要件を満たす場合に支給されます。支給残日数は、就職日の前日までに失業の認定を受けた後の残りの日数です。

手当の額：就職などをする前日までの失業認定を受けた後の基本手当の支給残日数によって、以下の通り給付率が変わります（1円未満の端数は切り捨て）。
- 所定給付日数の3分の1以上の支給日数を残して就職した場合：「支給残日数の60％」
- 所定給付日数の3分の2以上の支給日数を残して就職した場合：「支給残日数の70％」

なお、再就職手当を受け取り、再就職先で6ヶ月以上雇用され、かつその6ヶ月間の賃金が離職前の賃金よりも少ない場合は、「就業促進定着手当」の対象となる可能性があります。