3. ポイント②無駄な固定費を徹底的に削る

富裕層の支出管理で特徴的なのは、「まず固定費から見直す」という優先順位の明確さです。

固定費は一度契約してしまうと放置されやすく、毎月自動的に支出され続けるため、気づいたときには相当な金額になっていることがあります。富裕層はここに敏感で、携帯料金、保険料、車の維持費、動画・音楽サブスク、ジム会費など、使っていない契約を定期的に棚卸しして整理します。

実際、家計改善の定番である通信費の削減は、総務省の調査でも家計負担の大きな項目として指摘されています。以下は2024年の勤労者世帯の一般的な家計収支です。

交通・通信が15.4%と、家計収支のなかでも大きな部分を占めています。スマホ料金はキャリアや使い方によって差が出やすく、世帯によっては月1万円以上の差が出ることもあり、見直しによる効果が非常に大きい分野です。

また、生命保険の過剰加入もよくあるケースで、必要以上の保障を抱えていると毎月の支出が肥大化します。

富裕層は「効果が継続する節約」に価値を置いており、固定費の最適化はその代表例です。

収入に関係なく、不要な支出を排除することでキャッシュフローを改善し、結果として投資余力を高めるという、合理的な行動を心がけましょう。