3.4 4.高等学校等就学支援金・臨時支援金
「高等学校等就学支援金」と「臨時支援金制度」は、経済的な事情に関わらず、安心して教育を受けられるよう、高校段階の教育にかかる費用負担を軽減することを目的としています。
「高等学校等就学支援金」は、国公立・私立を問わず高校などに通う生徒の授業料に充てられる制度で、年収約910万円未満の世帯を対象に年間11万8800円から最大39万6000円が支給されます。
一方、「高等学校等臨時支援金」は、従来対象外だった年収約910万円以上の世帯にも年間11万8800円が支給される制度で、2025年度から開始されています。
いずれの制度も申請が必要となるため、学校から届く案内を忘れずに確認しておきましょう。
4. 申請しなくても家計に役立つお得な支援もある
本記事では、住民税を納めている世帯が利用でき、家計の助けになる9つの「給付金・支援制度」を紹介していきました。
本記事で取り上げた各制度はいずれも申請が必要なため、対象になっている場合は忘れずに手続きを行いましょう。
また、国や自治体が実施している支援の中には「申請を行わなくても家計に役立つもの」もあります。
たとえば、自治体によっては、キャッシュレス決済を利用したポイント還元キャンペーンを実施している場合があります。
指定された期間内に対象店舗で買い物をすると、支払額の数%から数十%がポイントとして戻ってくる仕組みで、日常の支出を抑えるのに有効です。
このように、日々の暮らしで活用できる支援策は多くあるため、お住まいの自治体の公式サイトなどで最新情報をチェックしておくと良いでしょう。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
参考資料
- 国土交通省「住宅ローン減税」
- 国土交通省「住み替え支援事業」
- 東京都北区「高齢者世帯住み替え支援助成」
- 内閣官房・内閣府総合サイト「地域創生 移住支援金」
- 岐阜市「東京圏から岐阜市への移住にかかる移住支援金のお知らせ」
- 総務省「ふるさと納税のしくみ」
- 国税庁「医療費控除を受ける方へ|令和6年分 確定申告特集」
- こども家庭庁「児童手当制度のご案内」
- 厚生労働省「出産育児一時金等について」
- 全国健康保険協会「子どもが生まれたとき」
- 全国健康保険協会「出産手当金について | よくあるご質問」
- 全国健康保険協会「出産で会社を休んだとき | こんな時に健保」
- 文部科学省「高校生等への就学支援」
- 東海市「【東海市】地元のお店を応援しよう!最大20%戻ってくるキャンペーン」
安達 さやか
