2. 【生活・家計】「住民税を納めている世帯」がもらえるお金・得する支援2つ

ここからは、住民税を負担している世帯も利用できる、日常生活に役立つ支援制度について見ていきましょう。

2.1 1.ふるさと納税

ふるさと納税は、税制を利用して返礼品を受け取れる便利な制度で、希望する自治体へ寄付を行うと、寄付額から2000円を差し引いた分が所得税や住民税から控除されます。

ふるさと納税のしくみ

ふるさと納税のしくみ

出所:総務省「ふるさと納税のしくみ」

実質2000円の負担で食品や日用品などがもらえるため、うまく活用すれば家計の節約に役立ちます。

収入が高いほど控除できる上限額も増えるため、控除の上限額をシミュレーションサイトで確認し、早めに制度を活用してみましょう。

2.2 2.医療費控除

医療費控除は、1年間に支払った医療費が一定額を超えた際に、確定申告を行うことで所得税や住民税の一部が戻ってくる制度です。

本人だけではなく同じ生計で暮らす家族の医療費も合算でき、年間の医療費が10万円または総所得の5%を超えた分が控除の対象になります。

なお、対象となる医療費には、診療や治療にかかった費用だけでなく、薬代や通院に必要だった交通費も含まれます。

医療費控除を受けるには確定申告が必要なため、医療費が多くなった年は領収書や明細を保管しておきましょう。