4. ポンジ・スキームに注意
ポンジ・スキームは、投資詐欺の中でも特に悪質な手口として知られており、多くの人々が財産を失う被害に遭っています。この詐欺から身を守るために、その仕組みと危険性を理解しておくことが不可欠です。
ポンジ・スキームとは、実際には利益を生み出す投資を行わず、新しい出資者から集めたお金を既存の出資者への配当に回すことで、あたかも高い運用益が出ているかのように装う詐欺の手法です。
この詐欺が特に危険なのは、被害が拡大しやすい構造にあるためです。初期の出資者が実際に配当を受け取ることで、周囲の人々にも投資を勧めてしまい、友人や家族まで巻き込んでしまいます。
また、崩壊する直前まで通常通り運営されているように見えるため、気づいた時には手遅れになっているケースが多いのです。
ポンジ・スキームを見抜くポイントは、現実離れした高利回りの約束です。市場平均を大きく上回るリターンを保証したり、元本保証をうたいながら高配当を約束したりする投資話は、ほぼ間違いなく詐欺です。
大切な老後資金を守るためには、うまい話には必ず裏があると心得るべきです。リスクとリターンは比例するという大原則を理解したうえで、自分のリスク許容度の範囲内で資産形成を進めましょう。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。合同会社柴田人事労務オフィス代表社員。
監修者
マネー編集部NISA班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験がある編集者が中心となり、金融庁や一般社団法人投資信託協会など官公庁等の公開情報等をもとにわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部NISA班貯蓄班に所属する編集者は野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵などの資産運用アドバイザー経験者等で構成されており、トップセールスで多数の表彰歴を持つ編集者など、表彰歴多数の編集者も複数在籍。株式や投資信託などを用いた豊富な資産運用、資産形成、老後資金のアドバイスなどの経験と知識を保有し、読者に正確な記事を届けています。
一種外務員資格(証券外務員一種)、CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月9日)