インデックスファンドは、「トラキングエラーを下げる」という工夫がされている分だけ「手間」を必要としています。つまり、それが付加価値でもあり、コストなのです。そのコスト、つまり信託報酬の分だけ、パフォーマンスは負けてしまいます。

信託報酬も数十ベーシスなので「まあ、いいかと」割り切るか、「数十ベーシスもかぁ。つみあがると馬鹿にならないなぁ」と考えるのかは、人によるかもしれません。

インデックスにはさえない銘柄も含まれる

TOPIXや日経225をベンチマークとしたインデックスファンドはご承知のようにインデックスを構成する様々な銘柄が含まれます。

TOPIXなどはまさに東証1部に上場する銘柄すべての銘柄を対象とした株価指数であり、基本的には時価総額をベースにして指数が構成されています。ちなみに、東証が定期的に算出する浮動株比率が反映されている時価総額を使っています。