「上場ゴール」を個人投資家は投資利益を守るために許すな

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ベンチャー企業が上場する際に「上場ゴール」という言葉を耳にします。上場ゴールとは何なのでしょうか。また、個人投資家は「上場ゴール」銘柄と呼ばれる企業にどう対処すればよいのでしょうか。

上場ゴールとは何か

「上場ゴール」とは、IPO(新規株式公開)を長期的な成長資金を手にするためのきっかけとするのではなく、主には、経営者が自分の株の持分を売却し、その売却資金を得ることを目的にしたものであることを言います。それゆえに「上場ゴール」といわれます。

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では、なぜ経営者はIPOにおいて自分が経営する企業の長期的な資金を手にすることが目的ではなく、「上場ゴール」を目指してしまうのでしょうか。

事業には拡大ポテンシャルというものが付きまとう

企業を経営したことがある人なら感じることがあるかもしれませんが、経営者は自分が立ち上げた事業の「筋」というものを常日頃感じます。

「資金調達さえできればもっともっと事業を伸ばせる」と感じることもありますし、「ここまでうちはうまくやってきた方だが、これ以上は市場成長も大きくは期待できそうにないな」など、今後の事業の成長性については常に頭にあるものです。

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。