「上場ゴール」を個人投資家は投資利益を守るために許すな

上場してしばらくして下方修正をするケースなどは、「新しい企業を長期的に応援したい」と思って投資をした個人投資家は出鼻をくじかれることになります。「抽選には当たったが、売り損ねた。欲をかいた」という声を聞くのはこうしたシーンです。

また、上場を目標に業績を伸ばしてきた企業は、無理をして業績を伸ばしていることもあり、新しい年度の業績予想が減益予想になっているというケースもあります。これでは、株価は上昇しません。IPO時の株価がピークであったというのはよく聞く話です。

日本の株式市場の主人公は外国人投資家

外国人投資家は日本の株式誌市場をみて「なんでこんな業績の企業が上場できるのか」「そもそも上場企業数が多すぎる」ということをよく口にします。

機関投資家は、時価総額や流動性などを意識します。アクティブファンドのファンドマネージャーは上場企業の中からこれぞという企業をポートフォリオに組み入れるわけです。時価総額も小さく、流動性もあまりない、IPO目当ての「上場ゴール」銘柄はとてもではないですが、手は出ません。

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。