2. 老齢年金生活者支援給付金の給付金額
老齢年金生活者支援給付金の給付金額は、原則保険料納付月数に応じて次の通り計算します。
- 給付金額=5450円×保険料納付月数÷480ヶ月
たとえば、20歳から60歳まで保険料をすべて納付(保険料納付月数480ヶ月)した場合、給付金額は5450円となります。また、未納の月数が多い場合、給付金額が少なくなります。
しかし、前述の給付件数表では給付金額6000円以上も一定件数あり、一部ですが1万円を超える給付もありました。その理由は、保険料免除期間に対して、次の通り給付金額を高く設定しているからです。
- 給付金額=1万1551円×保険料免除月数÷480ヶ月
たとえば、20歳から60歳までの480ヶ月間すべてに保険料全額免除が適用された場合、給付金額は1万1551円となります。
このケースでの老齢基礎年金額は満額(2025年は原則83万1700円)の半額で低額となるため、年金生活者支援給付金を手厚くして年金受給者の生活を支えます。
なお、保険料納付期間と保険料免除期間の両方がある場合、それぞれ上記の通り計算して合算します。また、保険料4分の1免除期間については、次の通り計算方法が異なります。
- 給付金額=5775円×保険料4分の1免除月数÷480ヶ月
3. 障害年金生活者支援給付金の給付金額
障害年金生活者支援給付金の給付金額は、障害等級に応じて次の通りです。障害等級1級の給付金額は2級の1.25倍です。
- 障害等級1級:6813円
- 障害等級2級:5450円
