帝国データバンク「食品主要195社 価格改定動向調査-2025年10月」によると、12月の値上げ対象となる飲食料品は213品目となっています。
物価高は家計を圧迫し、思うように貯蓄できないことから、将来に不安を感じている人も多いことでしょう。
新NISAを活用すれば、運用益に対する税金は非課税となるため、効率良く老後の資産を準備できる可能性もあります。ただし、新NISAは投資であるため損をするリスクを伴います。そのため、なかなか新NISAの活用に踏み切れていない人は多いのではないでしょうか。
今回は、初めて投資する方や初心者の方に向けて、ほったらかし新NISAの積立投資をシミュレーションしてみます。
「毎月3万、毎月5万円」の積立額で将来の資産を比較してみましょう。
1. 新NISAとは?
NISAは、2014年1月から始まった少額投資の非課税制度です。本来なら、投資による利益には、20.315%の税金が発生します。しかし、NISAを利用すれば利益が出ても非課税となります。
そして2024年1月。新たに制度改正がおこなわれた「新NISA」は、世間からより注目を集めました。
1.1 長期・分散に適した「つみたて投資枠」
- 年間の投資限度額:120万円
- 投資対象の商品:投資信託やETF(上場投資信託)
- 非課税の保有期間:無制限
つみたて投資枠は、成長投資枠と合算して1800万円まで非課税の運用が可能です。改正前は20年だった保有期間は無制限となり、長期の投資が可能となりました。
金融庁の基準を満たした商品のため、基本的には投資初心者でも運用しやすい投資商品が取り扱われています。
1.2 積立・一括投資どちらも可能な「成長投資枠」
- 年間の投資限度額:240万円
- 投資対象の商品:上場株式や投資信託など
- 非課税の保有期間:無期限
成長投資枠は、どちらかといえば投資の中級者以上向けの新NISAです。つみたて投資枠より対象商品が多く、リスク・リターンの確率もやや高くなります。
年間240円まで投資が可能ですが、生涯利用できる非課税保有限度額は1800万円のうちの1200万円となります。
なお、成長投資枠は一括投資だけでなく、つみたて投資も可能です。

