2019年からスタートした年金生活者支援給付金の基準額は5000円でしたが、賃金や物価の変動に応じて毎年4月に改定され、2025年度は5450円となりました。

ただし、実際の支給額は受給する年金の種類や保険料納付状況によって異なり、次回12月15日の年金支給日には約2万円の上乗せ給付を受ける人もいます。

本記事では、年金生活者支援給付金の給付金額について解説します。

給付状況や給付金額の計算方法も紹介しますので、年金受給者の人は確認しておきましょう。

1. 年金生活者支援給付金の給付状況

年金生活者支援給付金には、受給している基礎年金の種類によって次の3種類があります。

  • 老齢年金生活者支援給付金(老齢基礎年金の受給者)
  • 障害年金生活者支援給付金(障害基礎年金の受給者)
  • 遺族年金生活者支援給付金(遺族基礎年金の受給者)

厚生労働省の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、年金生活者支援給付金の種類別、給付金額別の給付件数は次の通りです。