4. サイドFIREに向けた支出の最適化
資産形成のスピードを大きく左右するのが「支出の最適化」です。
とくに固定費の削減は効果が高く、住居費・通信費・保険料・車の維持費といった毎月の出費を見直すだけで、年間ベースでは数十万円規模の差が生まれることもあります。
住居費は家計の中でも最も比重が大きく、国土交通省の「不動産価格指数」でも住宅価格は年々上昇傾向にあるため、家賃の適正化や住み替えは大きな検討ポイントです。
2025年7月時点の住宅総合指数は144.2(2010年=100)となり、高い水準にあります。なかでもマンション(区分所有)は219.0と突出しており、2010年比で2倍以上に高騰している状況です。
地方移住やコンパクトな住居への変更によって年間支出が大きく下がれば、必要資産額も減り、サイドFIRE達成までの期間を短縮できます。
また、保険の過剰加入やサブスクの整理など“小さな固定費”の積み重ねも重要です。支出が10%減れば必要資産も同じ割合で減るため、「節約=サイドFIREの近道」という構図が明確になります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】