4月になると、心新たに新年度を迎える気持ちになるものです。その一方で、クラス替えににストレスを感じる子供も多くいます。友達と離れたり、苦手な同級生と同じクラスになるのでは、とクラス発表の日を一抹の不安を感じながら待つのです。こうした子供の気持ちに対し、どう接していいか分からない保護者もいることでしょう。

そこで今回は、子供がストレスを感じてしまうクラス替えへの不安をスムーズに乗り越える3つのコツをご紹介していきます。

1. クラス替えに対して不安を感じているか、やさしく聞く

悩みを親に訴える子ばかりではありません。心配をかけるのでは不安を口にするのをためらうタイプの子もいます。

そういうタイプの子供には「クラス替えがあるけど心配なの?」と、やさしく聞いて見ましょう。親から心配されると、子供はホッとして本心を少しずつ口にしていきます。

「クラス替えがあるけど大丈夫そう?」などポジティブな聞き方をすると、子供が悩みを打ち合えにくくなるので気をつけてください。

そして、どんな点に不安を感じているか聞いてあげましょう。悩みごとを吐き出すことで、子供の気持ちもスッキリしていくはずです。子供が不安を感じやすいのは以下の3つです。

(1)仲の良い友達と離れたら1人になるのではと悩んでいる
(2)苦手な子と一緒になったらどうしようと考えている
(3)担任の先生が誰になるかと気になっている

子供によって、どこにより強い不安を感じているか異なります。自分の子供はどの点に悩んでいるのか聞いてあげましょう。親と気持ちを共有すると、子供の心は落ち着いていくものです。ストレスが軽減し、クラス替えに対して少し前向きになる声掛けを意識しましょう。

2. クラス替えの意味を子供に説明する

筆者自身も子供時代そうでしたが、小学生なら2年から3年、4年から5年に進級する際のクラス替えは当然のごとく行われ、担任からその理由を聞かされたことはありませんでした。その流れは現在にも受け継がれているらしく、筆者の子供たちもクラス替えに関する説明は一切聞かされていません。