3. 日陰の庭を明るく彩る植物選び「3つのポイント」

黄色い花を咲かせている、ツワブキ。葉には黄色い水玉模様の斑入り

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3.1 明るい葉色や斑入りの葉

日陰の庭は光量が少ないため、花の彩りだけでなく、葉の色を意識することが明るさを出すポイント。ライムグリーンや、黄色、白などの明るい葉色の植物や、斑入りの葉を持つ植物を選びましょう。

これらの植物は光を反射しやすく、暗い日陰でも目立ち、まるでスポットライトを浴びているかのように庭全体を明るく見せるのに効果的です。

3.2 暖色系の花や鮮やかな実の色

日陰の庭に彩りを加えるには、遠目からでも目を引く、暖色系の花や実を持つ品種がおすすめ。青や紫などの寒色系の花は、日陰では沈んで見えがちですが、黄色や白の花は光の少ない場所でも明るく映えます。

また、冬場の花が少なくなる時期には、鮮やかな赤い実を付ける植物もアクセントに。赤い実は寒々しい景色の中で暖かな印象を与え、視覚的な温もりを庭にもたらしてくれます。

3.3 葉に光沢のある常緑品種

葉に光沢がある品種は、わずかな光や周囲の明かりを反射し、日陰の空間を生き生きと明るく見せてくれます。1年中つややかな緑の葉を茂らせる常緑品種を選べば、冬枯れの心配もありません。

4. 明るい彩りの植物が日陰の庭のスポットライトに

日当たりが悪いとあきらめていた場所も、明るい彩りの植物を植えれば、まるでスポットライトが当たっているかのように明るく華やかに。大切なのは花だけでなく葉の光沢や色にも注目することです。

寒さの中でこそ色鮮やかに見える花や、冬の間もずっと美しい緑を保つ常緑の葉で、秋冬の庭に明るさと暖かさを演出してみませんか?