寒さが深まる秋冬、とくに日陰の庭は彩りが少なくなりがちです。家の北側や大きな木の陰など、日の当たりにくい場所は、寒い季節になるとやや物寂しい雰囲気に。

そんな場所におすすめなのが、北風にも負けない丈夫さで、日陰を彩る優秀な植物たち。今回は秋冬の日陰の庭を明るく彩る植物を6種、参考価格とともに紹介します。

記事後半では、日陰の庭を明るく彩る植物を選ぶポイントもお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。

1. この記事で紹介する「秋冬の日陰の庭を明るく彩る植物」にまつわるあれこれ

写真のクリスマスローズほか、秋冬の日陰の庭を明るく彩る植物をご紹介します1/10

ワインレッドの花を咲かせている、クリスマスローズ

Alex Manders/shutterstock.com

  • 晩秋~冬の「日陰の庭」を明るく彩る!寒さに強い《多年草・低木》6選
  • 日陰の庭を明るく彩る植物選び「3つのポイント」

2. 晩秋~冬の「日陰の庭」を明るく彩る!寒さに強い《多年草・低木》6選

2.1 クリスマスローズ

寒い季節の日陰で上品な花を咲かせる「クリスマスローズ」2/10

白い花を咲かせている、クリスマスローズ

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耐陰性が強く、清楚で優雅な花を咲かせるクリスマスローズ。ほかの花がほとんど咲かない寒い時期に開花することから、「冬の貴婦人」と賞賛される多年草です。

肉厚の大きな葉は冬でも枯れずに残り、開花期以外でも日陰の庭に鮮やかな緑を提供してくれます。

※参考価格:400円~2000円前後(3号ポット苗)

2.2 ツワブキ

日陰の庭を明るく彩る「ツワブキ」3/10

黄色い花を咲かせている、ツワブキ

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ツワブキは晩秋から初冬にかけて、黄色い花を咲かせる日本原産の多年草。鮮やかな黄色は日当たりの悪い場所でもひときわ目立ち、暗くなりがちな日陰の庭を明るく照らします。

葉は光沢のある深い緑色で、わずかな光も反射。葉に白や黄色の模様が入る品種もあります。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

2.3 リリオペ

可憐な花穂としなやかな葉が美しい「リリオペ」4/10

紫色の花を咲かせている、リリオペ。葉の縁はクリーム色

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細長い葉がしなやかなカーブを描いて伸びるリリオペ。風が吹くたびに揺れ動く姿が、庭に軽やかなリズム感を与えます。

秋に咲く紫や白の可憐な花穂も控えめで落ち着いた印象。斑入り品種を選ぶと、日陰の庭がさらに明るく彩り豊かになります。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

2.4 マンリョウ

丸いつややかな実が鈴なりにつく「マンリョウ」5/10

赤い実を付けている、マンリョウ

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マンリョウは冬に赤い実が鈴なりに付くことが名前の由来とされる低木。縁起のよい植物として、古来より正月飾りに重宝されているなじみ深い植物です。

赤い実が一般的ですが、黄色や白の実がなる品種もあり、組み合わせて植えることで、日陰の庭に豊かな色彩の変化を与えられます。

※参考価格:600円~1500円前後(3号ポット苗)

2.5 ガーデンシクラメン 

葉も花も美しい「ガーデンシクラメン 」6/10

白、ピンク、赤、紫など、色とりどりの花を咲かせている、ガーデンシクラメン

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耐寒性が強く、寒さが厳しくなるにつれて生き生きと咲き続けるガーデンシクラメン。耐陰性もあるため、秋冬の日陰の庭には欠かせない存在です。

赤・ピンク・白・紫などカラーバリエーションが豊富で、細い茎を立ち上げ、うつむくように開花。美しい模様の入る葉がこんもりと茂り、花がない時期でも楽しめます。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

2.6 ヒューケラ

寒さに強い色鮮やかな常緑カラーリーフ「ヒューケラ」7/10

赤、黄色、紫など色鮮やかな葉を広げている、ヒューケラ

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ヒューケラは「カラーリーフの女王」とも呼ばれ、カラフルな葉色が特徴。ライムグリーン・黄・赤・紫・シルバーなど、多彩です。

草丈が低く、グランドカバーや寄せ植えの引き立て役としても活躍。複数株をまとめて植えることで、秋冬の日陰の庭が色鮮やかになります。

※参考価格:400円~900円前後(3号ポット苗)

3. 日陰の庭を明るく彩る植物選び「3つのポイント」

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黄色い花を咲かせている、ツワブキ。葉には黄色い水玉模様の斑入り

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3.1 明るい葉色や斑入りの葉

日陰の庭は光量が少ないため、花の彩りだけでなく、葉の色を意識することが明るさを出すポイント。ライムグリーンや、黄色、白などの明るい葉色の植物や、斑入りの葉を持つ植物を選びましょう。

これらの植物は光を反射しやすく、暗い日陰でも目立ち、まるでスポットライトを浴びているかのように庭全体を明るく見せるのに効果的です。

3.2 暖色系の花や鮮やかな実の色

日陰の庭に彩りを加えるには、遠目からでも目を引く、暖色系の花や実を持つ品種がおすすめ。青や紫などの寒色系の花は、日陰では沈んで見えがちですが、黄色や白の花は光の少ない場所でも明るく映えます。

また、冬場の花が少なくなる時期には、鮮やかな赤い実を付ける植物もアクセントに。赤い実は寒々しい景色の中で暖かな印象を与え、視覚的な温もりを庭にもたらしてくれます。

3.3 葉に光沢のある常緑品種

葉に光沢がある品種は、わずかな光や周囲の明かりを反射し、日陰の空間を生き生きと明るく見せてくれます。1年中つややかな緑の葉を茂らせる常緑品種を選べば、冬枯れの心配もありません。

4. 明るい彩りの植物が日陰の庭のスポットライトに

日当たりが悪いとあきらめていた場所も、明るい彩りの植物を植えれば、まるでスポットライトが当たっているかのように明るく華やかに。大切なのは花だけでなく葉の光沢や色にも注目することです。

寒さの中でこそ色鮮やかに見える花や、冬の間もずっと美しい緑を保つ常緑の葉で、秋冬の庭に明るさと暖かさを演出してみませんか?

5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い9/10

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。

6. こちらの記事もおすすめ!うちの庭に「植えてよかった」秋・冬・早春の花をご紹介

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どれも秋植えで、植えっぱなしでも毎年美しい花を咲かせてくれる多年草ばかり。庭が寂しくなりがちな寒い季節に彩りが欲しいけれど、あまり手間はかけられない…という方におすすめです。