「庭のお手入れに追われる日々から解放されたい」という願いをかなえてくれるグランドカバープランツ。雑草対策の手間が減り、ローメンテナンスで美しい庭を維持できます。

1年中緑を保つ常緑品種は、冬の殺風景になりがちな庭に彩りを与えてくれるのが魅力。今回は園芸歴30年のガーデナーが自宅の庭でも育てている、おすすめ秋植え常緑グランドカバーを5種、参考価格とともに紹介します。

記事最後半では、常緑グランドカバーを管理する4つのコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「秋植え常緑グランドカバー」にまつわるあれこれ

写真のセダムほか、秋植えできる常緑グランドカバーをご紹介します1/8

ライムグリーンの葉のセダム

crystaldream/shutterstock.com

  • 園芸歴30年ガーデナーおすすめ!秋植え常緑グランドカバー5選
  • 常緑グランドカバーのお手入れ「4つのコツ」

2. 園芸歴30年ガーデナーおすすめ!秋植え常緑グランドカバー5選

2.1 アジュガ

日陰に強く、美しい葉色が魅力の「アジュガ」2/8

緑色と銅色の葉を広げている、アジュガ

筆者撮影

日陰でも元気に育ち、春には美しい青や紫の花穂を立ち上げるアジュガ。銅葉や斑入りの品種もあり、花のない時期もカラーリーフとして庭を彩ります。

ランナーを伸ばして地面をはうように広がる性質があり、雑草を抑制するのに効果的です。

※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)

2.2 クリーピングタイム

爽やかな香りが楽しめる「クリーピングタイム」3/8

ピンクの花を咲かせている、クリーピングタイム

筆者撮影

クリーピングタイムはタイムの仲間で、観賞用として楽しむハーブの一種。爽やかな芳香と春に咲くピンクや白の花が魅力です。

踏みつけに強く、筆者の庭では庭の小道のすき間にも植えています。

※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)

2.3 フッキソウ

光沢のある葉が日陰を彩る「フッキソウ」4/8

白い花を咲かせている、フッキソウ

MacBen/shutterstock.com

光沢のある葉が年間を通じて濃い緑色を保つフッキソウ。耐陰性が高く、建物の影や北側の庭など、植物が育ちにくい場所でも生育できるのが特徴です。

手入れはほとんど不要で、一度定着すれば放置していても元気に育ちます。

※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)

2.4 ツルニチニチソウ

花も葉もオシャレな「ツルニチニチソウ」5/8

緑色の葉に白い斑が入った、ツルニチニチソウの葉

筆者撮影

ツルニチニチソウは、強健で生育旺盛なつる性のグランドカバー。日なたから日陰まで幅広い環境に適応し、春に咲く青や紫の花が魅力的です。

白い斑入りの品種もあり、筆者の日陰の庭を明るく華やかに演出してくれます。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

2.5 セダム

多肉質の葉がかわいらしく、乾燥に強い「セダム」6/8

明るい緑色の葉をもつセダム。葉の形は針状や丸形などさまざま

筆者撮影

プクプクした多肉質の葉を持つセダム。乾燥に強く、水分や栄養分を葉に蓄えるため、痩せた土地や屋上緑化など、過酷な環境でも生育できるタフな性質です。

葉の色や形はさまざまで、我が家の庭では異なる品種を植えて、彩りと立体感を楽しんでいます。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

3. 常緑グランドカバーのお手入れ「4つのコツ」

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セダムをカットする様子

Vovantarakan/shutterstock.com

3.1 土壌改良

グランドカバープランツの生育は、植え付け時の土壌の準備で大きく左右されます。とくに重要なのが、水はけの改善です。

グランドカバーの多くは過湿に弱いため、腐葉土や堆肥、鹿沼土などを混ぜて、水はけのよい土壌にしておきましょう。

3.2 適切な株間

植え付ける際は、品種ごとの適切な株間を守ることが大切。株間を詰めすぎると、通気性が悪くなり、蒸れや病気の原因になります。

植え付け時には空間が気になるかもしれませんが、株が生長することを考慮して、スペースにゆとりを持たせて植えましょう。

3.3 水やりと肥料

グランドカバープランツは、基本的に定着してしまえば手間いらず。水やりは植え付け初期以外はほとんど必要なく、真夏の日照りが続き、葉がしおれている場合のみ与える程度で十分です。

広がりすぎるのを防ぐため、肥料も控えめにするのがおすすめ。植え付け時に元肥を与えたら、その後は年に1〜2回、春か秋に少量の緩効性肥料を与えれば大丈夫です。

3.4 刈り込みと切り戻し

美しい景観を保つためには、適切な時期の刈り込みや切り戻しが必要です。とくに繁殖力が強い品種は、通路や花壇へ侵入しないように、定期的に縁をカットしましょう。

全体が密生して蒸れやすくなってきたら、軽く刈り込むことで株元の通気性がよくなり、新たな芽吹きを促すことができます。

4. 常緑グランドカバーで四季を通じて美しい庭づくり

単に地面をおおうだけでなく、四季を通じて生き生きとした景観をつくり出してくれる常緑グランドカバー。秋に植え付けを始めれば、来年の春には庭に柔らかな緑のじゅうたんが広がるでしょう。

雑草が生えるスペースを減らせるため、庭のお手入れもぐっと楽に。丈夫で繁殖力旺盛な常緑グランドカバーで、四季を通じて緑豊かな庭づくりを楽しんでみませんか。

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どれも秋植えで、植えっぱなしでも毎年美しい花を咲かせてくれる多年草ばかり。庭が寂しくなりがちな寒い季節に彩りが欲しいけれど、あまり手間はかけられない…という方におすすめです。