移りゆく季節の中で、四季折々の美しい風景を見せてくれる多年草ガーデン。晩秋に翌年の準備を済ませておけば、春の訪れとともに芽吹き、毎年力強く花を咲かせます。

多年草は植え替えの手間がかからず、年月を経るごとに大きくなって、庭を彩ってくれる頼もしい存在。今回は晩秋から始める多年草ガーデンにおすすめの植物を6つ、参考価格とともに紹介します。

記事後半では、多年草ガーデンをつくる5つのコツについてもお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。

1. この記事で紹介する「植えっぱなしOKの多年草ガーデン」にまつわるあれこれ

植えっぱなしOKの多年草ガーデンにおすすめの植物を紹介します1/9

青やうす紫色の花を咲かせている、西洋オダマキ

Lana B/shutterstock.com

  • 植えっぱなしOKの多年草ガーデンにおすすめの植物6選
  • ローメンテで季節を感じられる「多年草ガーデン」づくり!5つのコツ

2. 植えっぱなしOK!多年草ガーデンにおすすめの植物6選

2.1 アネモネ

早春から咲く鮮やかな花「アネモネ」2/9

青紫色の花を咲かせている、アネモネ

Lairungruang Pimonpan/shutterstock.com

早春に色鮮やかな花を咲かせるアネモネ。赤・紫・ピンク・白など花色が豊富で、一重咲きや八重咲きなどさまざまな品種がそろっています。

球根植物ですが、水はけのよい場所で肥料を控えめにすれば、植えっぱなしでも大丈夫です。

※参考価格:50円~100円前後(球根1球)

2.2 西洋オダマキ

ユニークで美しい花姿「西洋オダマキ」3/9

淡いピンクの花を咲かせている、西洋オダマキ

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西洋オダマキはユニークで造形美あふれる形の花を、春から初夏にかけて開花。青・紫・ピンク・黄色などの花が、ややうつむきがちに咲き、優雅な花姿です。

丈夫で育てやすく、こぼれ種でも自然に増えます。

※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)

2.3 ゲラニウム(フウロソウ)

ナチュラルで愛らしい雰囲気が魅力の「ゲラニウム」4/9

ピンクの花を咲かせている、ゲラニウム

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世界中に多くの品種が分布するゲラニウム。ピンク・紫・青・白など涼しげな花色が多く、深く切れ込みの入った葉の形も魅力的です。

暑さがやや苦手なので、樹木の株元など、直射日光の当たらない涼しい場所に植えましょう。

※参考価格:400円~700円前後(3号ポット苗)

2.4 アガパンサス

存在感のある涼しげな花が素敵な「アガパンサス」5/9

青い花を咲かせている、アガパンサス

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アガパンサスはスラリと伸びた花茎の先に、青や紫・白の小花がボール状に集まって開花。乾燥に強く、日当たりのよい場所であれば、ほとんど手がかかりません。

厚みのある長い葉も存在感があり、広いスペースに群生させると見事な景観を生み出します。暑さに強い常緑品種と、寒さに強い落葉品種があるため、植える場所の気候に合わせて選びましょう。

※参考価格:400円~1000円前後(3号ポット苗)

2.5 ベロニカ

丈夫で育てやすく、品種が豊富な「ベロニカ」6/9

ピンクの花を咲かせている、ベロニカ

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ベロニカは草丈が低いグランドカバー向きのものから、直立性で花壇の主役になるものまで多種多様。青・紫・ピンク・白などの花が初夏から秋まで長い期間咲き続けます。

暑さや寒さに強く、乾燥にも耐えるため、初心者にもおすすめです。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

2.6 シュウメイギク

秋の半日陰に咲く風情のある花「シュウメイギク」7/9

白い花を咲かせている、シュウメイギク

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晩秋に開花し、寂しくなりがちな庭を鮮やかに彩るシュウメイギク。和風・洋風どちらの庭にも自然になじみ、秋の風情を演出します。

半日陰の環境を好み、地下茎で増えて数年で大株になるほど強健な性質です。あまり広げたくない場合は、根止め板などで仕切った中に植えましょう。

※参考価格:400円~900円前後(3号ポット苗)

3. ローメンテで季節を感じられる「多年草ガーデン」づくり!5つのコツ

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土を耕している様子

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3.1 土壌を整える

多年草は一度植えると植え替えが難しいため、水はけと水持ちのよい理想的な土壌にすることが重要です。堆肥や腐葉土をたっぷりと混ぜ込み、土をふかふかに耕しましょう。

土の通気性を高めておくことで、植物が冬の間にしっかりと根を張り、丈夫に育つ環境を整えることができます。

3.2 植物の好む環境に植える

多年草を植える際は、植物や品種ごとの好む環境をチェックし、適した場所に植えましょう。日当たりを好む品種を日陰に植えたり、逆に日陰を好む品種を直射日光下に植えたりすると、生育が悪くなります。

3.3 花期と草丈のバランスを意識する

1年中美しい景観を維持するためには、花期が異なる品種を組み合わせることが大切。春から晩秋まで、それぞれの季節に咲く花をバランスよく配置しましょう。

草丈の高い品種を奥に、低い品種を手前に植えることで、どの植物にも均等に光が当たり、庭に立体感と奥行きが生まれます。

3.4 カラーリーフを活用する

花が咲かない時期も庭を美しく彩ってくれるリーフプランツ。1年を通して葉の色や形を楽しめる常緑品種や、斑入り、銀葉などのカラーリーフを取り入れましょう。

花が終わったあとはリーフプランツが主役となり、庭がさびしくなることもありません。

3.5 マルチングで雑草と乾燥対策

植えっぱなしで管理を楽にするには、雑草対策が欠かせません。植え付け後にウッドチップ、バーク堆肥などのマルチング材で株元の土の表面をおおいましょう。

マルチングは、日光を遮断して雑草の発生を抑えるだけでなく、土の乾燥対策にも効果的。水やりや雑草取りの手間を大幅に減らせます。

4. 植えっぱなしにできる多年草で、季節の恵みを満喫

多年草ガーデンは、晩秋の今がスタートのチャンス。一度根付いた植物たちは、こまめに手をかけなくても、毎年力強く咲き誇ります。

土壌改良や植え付けのコツを押さえれば、あとは自然の生命力に任せるだけ。季節ごとに美しい花が咲く多年草ガーデンを、心ゆくまで楽しんでみませんか。

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