師走が近づき、今年も残りわずかとなりました。 本格的な冬の到来を前に、家計の防寒対策を考えている方も多いのではないでしょうか。 2024年の夏に実施された定額減税は、物価高に苦しむ私たちにとって一服の清涼剤となることが期待されました。
しかし、その仕組みの複雑さから、自分がどれだけ恩恵を受けられたのか、あるいは控除しきれなかった分の補填はどうなっているのか、といった疑問が残ったままとなっているケースも見受けられます。
この記事では、2024年に実施された定額減税の基本的な仕組みを振り返るとともに、特に注目すべき2025年に実施されている「調整給付金(不足額給付)」の最新情報に焦点を当てます。
定額減税の恩恵を十分に受けられなかった方々を対象としたこの給付金は、自治体によって申請期限が異なり、中にはすでに期限を迎えているところもありますが、一部延長の動きも見られます。
家計を支える重要な制度を正しく理解し、もらい忘れがないように、この機会に給付の対象要件や申請の必要性について詳しく確認していきましょう。
1. 2024年に実施された「定額減税」を振り返る
まずは、2024年に行われた「定額減税」の内容をおさらいしておきましょう。
物価高による家計への影響を和らげる目的で、所得税と住民税を合わせて最大4万円分減額する措置が導入されました。
対象となったのは、「日本に居住している人」で「2024年の合計所得金額が1805万円以下」の方などです。
著者
2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォーム(現:株式会社モニクルリサーチ)に入社。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信している。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆中。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。