3. 植えっぱなしで毎年冬に「赤い実」をつける《縁起のいい常緑低木》4選

3.1 マンリョウ(万両)

日陰に強く豪華な姿が魅力の「マンリョウ」

赤い実をたわわに実らせている、マンリョウ

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赤い実がたわわに実ることから、縁起のよい名前が付いたマンリョウ(万両)。濃い緑色の葉と、たくさんの赤い実とのアクセントが豪華です。

白い実を付ける品種もあり、セットで植えるとお正月に嬉しい紅白の飾りとして楽しめます。

日陰に強い植物ですが、寒さは苦手な暖地向きの植物。冬は寒風や霜の当たりにくい場所で管理しましょう。

※参考価格:600円~1000円前後(3号ポット苗)

3.2 センリョウ(千両)

クリスマスやお正月の飾りに使いやすい「センリョウ」

枝の一番上に赤い実を付けている、センリョウ

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枝の先にまとまって付く赤い実がおしゃれなセンリョウ(千両)。マンリョウよりも実が小さくまばらに付くことが、名前の由来と言われています。

広がった葉とその上につく赤い実とのコントラストがおしゃれなので、クリスマスやお正月の飾りとして取り入れやすい植物。枝を切り取ってリースや生け花などに加えるのもおしゃれですよ。

マンリョウと同じく、日陰に強く寒さが少し苦手。古い枝や細い枝は花つき・実つきが悪くなるため、毎年早春に古い枝を地際で切っておくと新しい枝が伸び、毎年美しい実を楽しめます。

※参考価格:500円~1400円前後(3号ポット苗)

3.3 ヤブコウジ(十両)

葉の下にぶら下がる小さな赤い実が愛らしい「ヤブコウジ」

明るい緑色の葉の下に小さな赤い実をつけているヤブコウジ

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ヤブコウジは樹高30cm以下の小さな低木で、葉の下に控えめにぶら下がる赤い実が愛らしい印象。センリョウやマンリョウよりも小さな植物ながら、楚々とした赤い実が美しいことから「ジュウリョウ(十両)」とも呼ばれます。

日陰に強く地下茎でゆっくりと広がる性質のため、シェードガーデンのグランドカバーや高木の下草としてもおすすめ。植木鉢で盆栽のように育てるのも楽しいですよ。

日本に自生する植物で寒さにも強く、ほとんど手入れが必要ない育てやすさも魅力です。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

3.4 ナンテン(南天)

難を転ずるお正月の縁起物「ナンテン」

赤い実をたわわに実らせているナンテン。葉は濃い緑色

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ナンテンは「難を転ずる」縁起物として、お正月飾りの定番になっている低木。赤い実と小ぶりな緑の葉との爽やかなコントラストがおしゃれです。

初夏に咲く白い花や、寒さに当たった葉が赤く紅葉して樹木全体が真っ赤になる姿も素敵。美しい季節の変化を感じられる植物です。

暑さ寒さには強いですが、やや乾燥に弱く、直射日光が苦手。午前中のみ日が当たるような半日陰がベストです。冬の寒風で葉を落とすこともありますが、春にはまた芽吹きます。

※参考価格:1000円~1700円前後(5号ポット苗)

4. 冬に赤い実がなる低木を取り入れて、季節の彩りを

毎年冬に赤い実が楽しめる、おしゃれな常緑低木4種と縁起のいい常緑低木4種をご紹介しました。気になる植物はありましたか?

庭や鉢植えで毎年冬に鮮やかで美しい姿を見せてくれる植物は、ローメンテで季節を感じられるありがたい存在。この記事を参考に、冬の赤い実を自宅で楽しんでみませんか?