2. 積立投資における利益増加のポイント
前述した通り、投資額の増額をすることで利益は投資額と比例して大きくなります。しかし、積立投資の効果を最大化するためのポイントとしては、複利の力を利用することが重要になります。複利効果は、積立投資を「長期間」行うことで大きくなっていきます。
例として、月額3万円を25年間・想定利回り3%で続けた場合をみていきましょう。投資総額は先ほどのパターン2と同じ900万円ですが、シミュレーション結果は次のように変わります。
【シミュレーション結果】
- 投資元本:900万円
- 運用後資産額:1330万円
- 運用利益:430万円
同じ投資総額に対して、運用利益は約200万円もの差が出ています。このように、積立投資は長期的に行うことで、複利の力によってお金がお金を生み、雪だるま式に資産が増えていくのです。
経済市場と価格相場が連動した商品である「インデックスファンド」においては特に、長期的な投資をすることでリスクを最大限下げて、複利の力を最大限活かして資産形成をすることができるのです。
そのため、積立投資において「早く始める」ことは重要なポイントの1つです。「まだ投資をするだけの資金がないから…」「もうちょっと検討してから」と考えすぎず、毎月少額であっても「まず始める」ことも視野に入れてみましょう。
