【今日は2025年最後の年金支給日】シニアはいくら受け取っている？「平均額と個人差」を一覧で確認国民年金・厚生年金の違いから、男女・働き方別の受給イメージまで整理

3. 厚生年金と国民年金、受給額の個人差はどのくらい？

老後の生活を支える公的年金ですが、受給額は現役時代の加入状況によって決まるため、人それぞれ異なります。

実際にどの程度の個人差があるのか、データで確認してみましょう。

厚生年金の平均額（全年齢）

厚生労働省年金局『令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況』によると、厚生年金の平均受給月額は以下の通りです。

※国民年金部分を含んだ金額です。

厚生労働省年金局『令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況』を基に、受給額ごとの人数分布を見てみましょう。

厚生年金の平均月額は全体で14万6429円です。

男女別に見ると、男性が16万6606円、女性が10万7200円と、約6万円の差が見られます。

受給額の分布を見ると、月額1万円未満の方から30万円以上受け取っている方まで、非常に幅が広いことがわかります。

国民年金の平均額（全年齢）

厚生労働省年金局『令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況』によると、国民年金の平均受給月額は以下の通りです。

厚生労働省年金局『令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況』を基にした、受給額ごとの人数分布は以下の通りです。

国民年金の平均月額は、男女ともに5万円台となっています。

受給額の分布では「6万円以上7万円未満」の層が最も多くなっています。

個人差は月額1万円未満から7万円以上までと、こちらも幅があることがわかります。