「母親らしさ、妻らしさ」の圧力、価値観の押し売りが息苦しい…

女らしさは自分でつかみ取るとしっくりくる

小さな頃から「女らしさ」を求められることが苦手だった筆者。結婚・出産を経験し、周囲から強く求められる「母らしさ」「妻らしさ」「嫁らしさ」に驚き、一時期苦しみました。

「女らしさ」は求められると重く、苦しいものです。出産した途端、「良き母親像」を求められことに悩む女性も少なくありません。

一方で、自分で経験を重ね、試行錯誤し、つかみとった「女らしさ」は、しっくりときて心地良いものです。

「女らしさ」がしっくりこない子ども時代

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「女らしさ」を求められることが苦手だ、という気持ちに筆者が最初に気付いたのは小学生時代。グループで固まり、コソコソ内緒話をする…といった女子特有の行動が苦手でした。話したい人と話し、休み時間は外を走り回り、戦隊ものにハマって「地球を救う」と夢見る小学生時代を過ごしました。

とはいえ、サバサバした性格ではありません。根は明るく大雑把ではありますが、人見知りはするし、一つのことを深く考え込む性格。長女のせいか、甘えるよりも甘えられたいタイプではあります。木登りや探検、ヒーローごっこが好きでしたが、おままごとやお人形遊びもしました。

いわゆるサザエさんのような婿養子家庭で育ったせいか、その後も男女差をあまり意識することなく育ちました。早くに父と祖父が亡くなってからは女だけの家庭となり、女子高、女子大へ進学。男女関係なく、「何でもやって当たり前」の世界です。

メイクやおしゃれもするので、一見「女らしさが苦手な人」とは見えなかったと思います。ただピンクや赤、パステルカラーといった「ザ・女」とわかる色を身に着けることはなく、ベージュやカーキといったアースカラーやモノトーンを好んでいました。

求められると重苦しい「妻らしさ、母らしさ、嫁らしさ」

就職先は男性社会というイメージの強い金融関係でしたが、営業職だったせいか、男女の違いを感じることも、セクハラのようなこともありませんでした。

そこまで男女差を意識することなく生きてきて、「女らしさ」を重たく感じるようになったのは、結婚・出産・育児を経験してから。妊娠を皮切りに、周囲からかけられる言葉が一気に変化したのです。

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宮野 茉莉子

東京女子大学哲学科を卒業後、野村證券を経て2011年よりライターへ。
主な執筆分野は育児、教育、ライフハック、女性の社会問題、哲学など。
子どもから大人まで「自分の頭で考える」哲学の面白みを伝えるべく執筆中。禅好きの3児の母。