就職活動は、学生にとって人生の大きな転機です。しかし、就活には時間だけでなく費用もかかります。
とくに一人暮らしの学生にとっては、家族からの仕送りだけではやりくりも厳しく、アルバイトとの両立が求められるでしょう。
今回は、Z世代でもある就職を控えた学生たちが就活とアルバイトをどのように両立させているのか見ていきます。
1. アルバイトは「当たり前」。両立も普通?
株式会社Synergy Careerが実施した「就活とアルバイトに関する調査」を見ていきましょう。
1.1 調査概要
- 調査対象:26卒・27卒で就活中・就活を終えた学生
- 調査期間:2025年10月15日 ~ 2025年10月21日
- 調査方法:インターネット上でのアンケート調査
- 有効回答数:172人(男性72人:女性100人)
1.2 アルバイト経験者は約8割、週4日以上働く学生も多数
アルバイト(長期インターンを含む)をしている割合(n=173)
- 現在している(週4日以上):27.3%
- 現在している(週1〜3日程度):37.8%
- 過去にしていたが、今はしていない:14%
- 一度もしたことがない:20.9%
まず、学生のアルバイト(長期インターンを含む)の実施状況を見ると「現在している」と回答した学生は全体の65.1%に上りました。そのうち「週4日以上」働いている学生は27.3%であり、多くの学生がアルバイトを日常的に行っていることがわかります。
また、過去にしていた学生を含めると、79.1%がアルバイト経験ありと回答しています。現代の学生にとっては、アルバイトの経験は当たり前のようですね。
学生時代から社会人としての経験を積むことができるアルバイトですが、キャリアに役立つと考えている学生も多いようです。次は、アルバイトとキャリアの関係を見ていきましょう。
