4. 教育訓練給付金:年間最大64万円の支給が受けられる
教育訓練給付金は、資格取得やスキルアップを目指す人の「学び直し」を支援するために設けられた制度です。
厚生労働省が指定する講座を受講すると、受講費用の一部が支給され、転職やキャリアアップを後押しする仕組みとなっています。
対象となるのは、原則として雇用保険に加入している人、または退職後1年以内で通算3年以上の加入歴がある人です。支給内容は受講する講座の区分によって次の3種類に分かれます。
- 専門実践教育訓練(保育士、看護師、美容師、社会福祉士など):受講費用の最大80%(年間上限64万円)
- 特定一般教育訓練(大型自動車免許、介護支援専門員研修など):受講費用の50%(上限25万円)
- 一般教育訓練(TOEIC、宅建、簿記など):受講費用の20%(上限10万円)
資格取得にかかる費用を大きく抑えられる制度のため、将来のキャリアの幅を広げたい人にとって心強い支援策といえます。興味のある講座が対象かどうか、早めに確認しておくと良いでしょう。
