4. 【80歳代のリアルな年金額】国民年金や厚生年金の平均月額はいくら?
介護や病気のリスクが高い80歳代ですが、実年齢より20~30歳ほど若い認知機能を維持する80歳代も増えています。そのような80歳代は「スーパーエイジャー」と呼ばれ、多様性に富んだ世代だと言えるでしょう。
そんな80歳代のリアルな年金事情を見ていきます。
4.1 【国民年金】80歳代の平均月額
- 80歳代前半:5万7045円
- 80歳代後半:5万7336円
- 80歳代全体:5万7191円
80歳代における国民年金の平均月額は、70歳代よりもやや低い受給額となっています。背景には、1961年からスタートした国民皆年金制度が深く関係しています。
国民年金法の設立以前は、年金加入が任意の時期がありました。そのため、年金の空洞期間が発生し、国民年金の受給額に影響していると考えられます。
4.2 【厚生年金】80代の平均月額
- 80歳代前半:15万5635円
- 80歳代後半:16万2348円
- 80歳代全体:15万8992円
80歳代は現役時代、戦後の高度経済成長から時代とともに、大きく跳ね上がった収入が年金額に影響していると推測できます。また、時代年功序列による役職や昇給も、年金が増えた要素だと言えるでしょう。

