3. iDeCo(イデコ)、運用トレンド「みんなが選ぶ運用先とは?」
実際のiDeCo加入者の運用トレンドを見ると、「投資信託等」の割合が年々増加しており、資産構成比の8割以上を占める傾向にあります。
iDeCo公式サイト「iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度の概況」にて令和7年3月末時点の「運用商品の資産構成比の推移」をみてみましょう。
3.1 資産構成比の約8割を超える運用商品とは?
「みんなが選ぶ運用トレンド」の気づきとして主に3点あります。
①投資信託の圧倒的な増加
加入者・運用指図者の双方で「投資信託等」の割合が年々増加し、直近では8割を超えるなど、高いリターンを目指す運用が主流となっています。
②預貯金からのシフト
代わりに「預貯金」の割合は大幅に減少しており、多くの加入者が元本確保型から成長性の高い商品へと資産を移していることがわかります。
③運用指図者と加入者の傾向の違い
iDeCoにおける加入者は現在も毎月掛金を拠出している現役の運用者であるのに対し、運用指図者は過去に掛金の拠出をしていたものの、現在は掛金の拠出を停止し、積み立てた資産の運用のみを行っている人です。拠出を終えた運用指図者は、現役の加入者と比較して預貯金の比率が依然として高く、受給が近づくにつれて安全性を重視する傾向が見られます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)