11月は大規模なセールやキャンペーンが実施され、ついつい出費が増えがちな時期です。また、冬の足音が聞こえ始め、光熱費の増加も気になり始めますね。

物価の高騰や社会保険料の引き上げも重なり、日々の生活、特に家計に不安を抱える人は少なくありません。現在の生活もさることながら、老後のための資産形成は、世代を問わず大きな課題となっています。

2025年度の公的年金は増額改定により、2024年度と比べ1.9%引き上げられましたが、物価の上昇に追い付いていないため、年金受給世帯の家計は依然として厳しい状況にあります。

厚生労働省が2025年7月4日に公表した「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によると、高齢者世帯の55.8%が生活状況を「苦しい」と回答しています。

この記事では、【厚生年金+国民年金】の受給者のうち「月額10万円未満の人」の割合を解説します。また、公的年金の「平均月額」についてもご紹介します。

お財布の紐がつい緩みがちなこの季節。将来の生活設計を見直す参考にしてみてくださいね。