4. 長生きリスクに備えよう!「資産寿命」を延ばす老後の計画
老齢年金はセカンドライフを支える柱ですが、物価が上がり続ける今、年金収入だけではゆとりのある生活を送るのは難しいと感じる世帯は少数派ではないでしょう。
老後のお金の心配をなくすためには、現役時代の早い頃から計画的に準備することが欠かせません。「人生100年時代」に老後を生きる私たち現役世代にとっては、長生きリスクに備え、「健康寿命」と「平均寿命」の差をいかに埋め、「資産寿命」を延ばしていくかが大きな課題となるでしょう。
公的年金だけでは足りない分を自分で用意するため、新NISAやiDeCoといった税制優遇制度を活用した資産づくりを検討してみるのも一案ですね。若いうちから少額でもコツコツと積立を始めることが大切です。
さらに、健康寿命を過ぎてからの病気や介護のリスクに備え、いつもの生活費とは別に、医療費や介護費のためのお金も用意しておく必要があります。
ご自身の将来もらえる年金額を確認し、物価の上昇も考えて、目指したい老後生活に必要なお金を逆算して「老後の計画」を立ててみましょう。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
マネー編集部年金班