7. お金はもらえないけど家計が助かる「お得な制度」も活用しよう

公的な給付金や控除のほかにも、現金として支給されるわけではないものの、結果的に家計の支出を減らせる制度があります。

本章では、家計が助かる「お得な制度」について2つ紹介します。

7.1 ふるさと納税:実質2000円の負担で返礼品がもらえる

ふるさと納税は、税金の仕組みを利用して返礼品を受け取れるお得な制度です。

希望する自治体に寄付すると、寄付額から2000円を差し引いた金額が所得税・住民税から控除されます。

実質2000円の自己負担で日用品や食品を入手できるため、上手に使えば家計の節約につながります。

また、年収が高いほど控除上限額も大きくなるため、高所得世帯ほどメリットが大きいのが特徴です。

控除の上限額はシミュレーションサイトで簡単に確認できるので、早めにチェックして制度を活用してみましょう。

7.2 キャッシュレス決済:自治体独自のポイント還元キャンペーンあり

自治体によっては、キャッシュレス決済を活用したポイント還元キャンペーンを実施しているケースがあります。

対象期間内に指定の店舗で買い物をすると、支払額の数%〜数十%がポイントとして還元される仕組みで、日常の出費を抑える手段として有効です。

たとえば、東海市では2025年10月1日から31日まで、対象店舗で対象決済アプリを利用した人に対し、最大20%をポイントで還元するキャンペーンが行われました。

なお、実施の有無や期間は自治体ごとに異なるため、お住まいの自治体のホームページなどで最新情報を確認しておくと安心です。