2. 教育訓練給付金:資格取得やキャリアアップを支援する制度
教育訓練給付金は、資格取得やキャリアアップを目指す人の「学び直し」を支援するために設けられた制度です。
厚生労働省の指定講座を受講すると、受講費用の一部が給付される仕組みで、自己負担を抑えながら新しいスキルを習得できるようになっています。
対象となるのは、基本的に雇用保険の被保険者、または退職後1年以内で通算3年以上の加入期間がある人です。
支給額や給付率は講座の種類によって異なり、制度は大きく3つの区分に分かれています。
- 専門実践教育訓練(保育士、看護師、美容師、社会福祉士など):受講費用の最大80%(年間上限64万円)
- 特定一般教育訓練(大型自動車免許、介護支援専門員研修など):受講費用の50%(上限25万円)
- 一般教育訓練(TOEIC、宅建、簿記など):受講費用の20%(上限10万円)
将来の可能性を広げるために資格取得を目指す方は、この制度をうまく活用することで負担を軽減しながらスキルアップができるでしょう。
