「息子は1歳になってすぐ保育園に入りました。最初は何度もモヤモヤしましたが、3歳になった今では『早くから集団生活に慣れておいて良かった』と心から思えるようになっています。挨拶も自然にできるようになったし、譲り合いもごく普通にできるようになりました」

「上の子は幼稚園から、下の子は1歳から保育園で集団生活を経験しています。どちらも体験して思うのは、下の子を低年齢から保育園に入れて良かったということです。なぜなら、小さいうちから“親以外の大人にも褒められ認められる”という経験を積むことができるから。もちろん叱られることもあるでしょうが、それも親以外の考えに触れる機会になると思っています」

こちらのママいわく、大きくなった子どもたちの話からも保育園の良さを実感しているんだとか。そちらのエピソードもご紹介します。

「上の子が小学6年生になった今、『僕も保育園に行きたかった』と羨ましがっています。『僕は3歳から友だちを作りはじめたけど、○○ちゃん(下の子)は1歳から友だちを作りはじめたんでしょ? たくさん友だちが作れて良いな』だそうです。『幼稚園や小学校とは違って、保育園は遊びのなかで育つから勉強以外に学べることがたくさんある』みたいなことも言っています。下の子も、とても楽しそうですよ」

結局「早くから預けるのはかわいそう」とか「3歳まで親といるべき」という大人の考えって、ひとり相撲なんだなぁと思わされるエピソードでした。

ママは子どもにとって身近な存在であるからこそ「この子がかわいそうかも」と思いながら日々過ごすよりも、「こんなに良いことがたくさんあったね」とポジティブに考えてあげたいですね。

悩む視点を少し変えてみよう

3歳まで家庭で子どもを育てることにも、メリットはたくさんあります。しかし低年齢から保育園に預けられている子どもだって、親に愛されていないわけではありません。毎日べったり一緒に過ごすことだけが愛情ではないですよね。

保育園に預けるべきかどうかを悩むよりも、信頼できる保育園はどんなところか?の悩みに時間とパワーを割くほうが、子どもにとってプラスになるのではないでしょうか。

桜井 まどか