働くママにとって、保育園は強い味方! 入所が決まると、ホッと胸をなでおろしますよね。しかし別れ際に泣く子どもを見て「ここまでして仕事を続ける意味ってあるのかな?」と迷いが生じることもあるでしょう。姑世代に「早くから預けられてかわいそう」と言われ、嫌な思いをしたことがある人もいるかもしれませんね。
「3歳までの環境は大切だから母親といるべき」というのは本当なのか、ママたちの本音を聞いてみましょう。
最初は悩むもの! 無神経な言葉をかけないで
「本当は家で見たいけどできない」とか「社会に出たいのに許されない」というモヤモヤを抱いているママはとても多い様子。まずは、ママたちのリアルな現状をご紹介します。
「私が住んでいる地域は、1歳を過ぎるとどこも入れなくなってしまいます。だから娘は、生後8カ月から保育園に通うことに。もちろん、さまざまな葛藤はありますよ。私の社員の立場って、子どもに負担をかけてまで維持する価値があるのかって。でも生活もかかってますからね」
「出産してから社会に出たい気持ちが高まり、夫の了解を得て職と保育園を探しました。両方見つかってホッとした矢先、なんと義母に口出しされたんです。『3歳まで家で見るのが普通でしょう。保育園に入れるなんてかわいそうよ。幼稚園まで待ちなさい』と言われ、せっかく決まった仕事も諦めるしかありませんでした」
こうしたママたちの悩みに、共感できる方もたくさんいるのではないでしょうか。
昔の人は「三つ子の魂百まで」と口にされることがあります。確かに子どもの人格形成において、乳幼児期に親がどう関わるかは重要な部分かもしれません。しかしそれは、保育園に預けるかどうかとは別次元の話ではないでしょうか。
小さなわが子を預けるママたちは「私のせいで子どもが無理していないかな?」と、たくさんの心配をしていることでしょう。「きちんと気持ちを受け止めてあげられてないんだろうか」と悩んだり、「時間がなくて理不尽に怒ってしまった…母親失格かも」と落ち込んだりする日もあるかもしれませんね。
そんなママたちにとって、周囲の「まだ小さいのに…」という言葉は、なんて残酷なものでしょうか。ママは子どものことを必死に考えているのに、周りが勝手に“かわいそうな子”に仕立て上げないでほしいものです。
いつか預けて良かったと思える日も来る
早くから子どもを保育園に預けたママたちの、その後の話もご紹介します。現在葛藤しているママたちにとっては、大きな励みになるかもしれません。